山サ寒天

製造工程

原料

原料

使用する原料は天草のみ。国内、海外の各産地で水揚げされる天草を、求められる寒天の強度や用途に合わせて、経験豊富な職人が最適なブレンドで調合します。
洗浄

洗浄

天草用の流れるプールにて洗浄し、天草に付着する貝殻や砂などの不純物を取り除きます。
水浸

水浸

地下水を利用して約20時間水に浸け、天草のアクを抜き出します。
煮熟

煮熟

直径2メートルの大釜で沸騰した熱湯に、200~300Kgの天草を入れてかき混ぜ、約1時間煮熟します。その後、一晩釜の中で蒸らします。
濾過

濾過

ろ袋に煮熟した寒天原液を流し入れ、合計400キロの重しで濾過しながら絞り出します。
かいこし

かいこし

濾過した寒天液をポンプでくみ上げながら、小舟に移して固めます。
裁ち(たち)

裁ち(たち)

小船で凝固した生天を専用の道具を使い、羊羹状に切り分けます。
天出し

天出し

天筒を使い羊羹状の生天をところてん状に細かく突き出し、よしずの上に広げていきます。その後、厚みが均一になるよう、丁寧に手で叩きながら整えます。
凍てとり

凍てとり

ところてんが凍り始める氷点下0度になったころを見計らい、鎌を使って氷塊を削りながら振りかけ、表面から凍るよう促す事で、上質な寒天が出来上がります。
凍結・乾燥

凍結・乾燥

夜間の厳しい寒さ※と、日中の天日干しによって凍結と乾燥を10日ほど繰り返し、水分を抜いて乾燥させます。この時に色素や匂いも抜けて、白い寒天が出来上がります。
※夏場は冷凍庫を使用する事で安定した年間操業が可能です。
精選

精選

天日干しによって付着した塵や埃などの不純物を丁寧に取り除きます。
荷造り

荷造り

プレス機を使い20キロ1束の寒天として、出荷しやすい形状にします。